【第二新卒】入社三年未満で転職するのは正しいのか?

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「もう終身雇用は終わった!」

「第二新卒という言葉があるんだから、入社三年未満で転職してもおk」

 

という声が最近大きくなりましたね。働き方を見直すという意味でも、最初に入った会社にしがみ付く必要は確かに薄れているかもしれません。

でも私はこれを断固否定したいと思います。

 

 

第二新卒とは?

学校を卒業後1~3年で、転職または就職を志す若年の方々(25歳前後)

引用元:第二新卒とは?|20代・第二新卒・既卒向け転職エージェントのマイナビジョブ20's

 

要は新卒三年未満で転職を希望する人達のことです。

新卒というのは社会経験もなく、まずそもそもどんな仕事が自分に合ってるのか分からない状態です。

第二新卒で転職した人の理由としては、とりあえず内定もらったところに入ってみたけど、なんか違うわ…とか、どブラック企業でした…というアンマッチが起きて転職するというパターンが多いでしょう。

 

 

第二新卒は社会人としてダメになる

私自身、第二新卒で今の会社に入社しました。前の会社は残業100時間、土曜なしGWなしという最高の会社でした(皮肉)

で、実は今の会社も転職しようかと、悩んだ時期がありました。

 

その理由は「特にはないけど、なんか会社がやだから」というものでした。

ええ。大変クソ社会人な理由です。

でも、一度早くに転職してしまったせいで、転職というハードルが一気に下がってしまったんです。

もちろん私がクソ社会人だからなのかもしれません。しかし私の周りで早期に転職した人は、割とその後も職を転々としている人が多いです。

理由は、「今やってるプロジェクトが楽しくて次のプロジェクトはやりたくない」「入ってみたら大して面白そうじゃなかった」など様々です。

その時は待遇がよくなるかもしれませんが、職を転々としすぎると結局同じような会社にしか入れなくなる可能性が高いです。

私も今の会社に在職中で転職活動した時は、大企業はほぼ受からず中小企業(=今の会社と同規模)ばかり内定をもらいました。

 

第二新卒で転職をしてはいけないケース

第二新卒で転職をすると人間ダメになる、と言いましたが、正直これは人によりけりだと思います。

以下に当てはまる人は、ぶっちゃけ第二新卒では転職すべきでない人です。

  • 今の仕事に興味がなくなった(元々興味の移り変わりが激しい)
  • 仕事をすること自体そんなに好きじゃない
  • やりたいことが他にある

それぞれ解説していきましょう。

 

今の仕事に興味がなくなった(元々興味の移り変わりが激しい)

転職を覚えたら永遠に転職し続けるタイプです。移り変わりが特に激しい人だと、1ヶ月で会社を辞めます。

もしも「零細企業勤めでも大丈夫!」という人ならいいですが、そこそこの規模の企業で働きたい場合は、とりあえず三年働いてみましょう。

何度も短期間で転職すると、「こいつすぐ辞めそうだな。ナシ」と切られてしまいます。

 仕事をすること自体そんなに好きじゃない

このタイプは最も転職をしてはいけないタイプです。というか私です。

仕事自体そもそも好きじゃないので、転職しようが何しようが変わりません。転職後も最終的に仕事が嫌になって、また転職したがります。

どんなに仕事が嫌でも3年我慢してみましょう。3年という年月は、不思議なことに憎い上司や面倒な後輩に情が湧かせるのに十分な期間です。

そうなると「転職しなくてもいっか。大して不満もないし」と思いとどまることができます。あとちょっと我慢してみましょう。

やりたいことが他にある

やりたいことが他にあるタイプは、例外パターンがあります。

もし現職の仕事とやりたい仕事の業界が同じとかであれば、今は耐え忍ぶ時です。やりたい仕事を勉強しつつ今の仕事もしっかりやることで、勉強熱心・忍耐強いというアピールができます。

しかし例外として、今の仕事とやりたい仕事が全く異なる場合は、サクッと転職した方がいいです。

第二新卒の良さは若さ=吸収の速さです。一日でも若い内に転職した方が、次の職場でもやりやすくなります。

 

ただし、上のような場合でも、残業時間が慢性的な長い場合は早めに転職した方がいいです。

働き方改革が推進されているこのご時世で、常に残業時間が長すぎるというのは完全なる暗黒企業です。

労基にチクって辞めちゃいましょう。そうすればみんな幸せになれます\(^o^)/

 

まとめ

低空飛行系会社員であれば、よほどのことがない限りは転職はおすすめしません。

今の会社で特に大きな問題がなければ、極力働かないでお金をもらうのがベストです。

転職は大きな決断です。一時の欲望に身を任せないように気をつけましょう!